カラーリングやパーマが与える頭皮への影響 | 女性の薄毛対策ラボ

カラーリングやパーマが与える頭皮への影響

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カラーリングやパーマが与える頭皮への影響

女性の薄毛
カラーリングやパーマが与える頭皮への影響

女性なら「自分の好きなヘアスタイルにしたい」「ヘアアレンジを楽しみたい」と考えるのは当然のことです。しかし薄毛に悩んでいる女性においては、「おしゃれができない」と決めつけて、落ち込んでしまう人も少なくありません。

確かにカラーリングやパーマは髪や頭皮へダメージを与えますが、工夫次第で、薄毛が気になる人であってもおしゃれを楽しむことができます。今回は、カラーリングやパーマと薄毛の関係についてご説明します。ヘアアレンジを楽しむために、しっかり知識を身に付けておきましょう。

カラーリングやパーマが女性の薄毛を悪化させる理由とは

人間の頭皮は弱酸性ですが、パーマ液はph9.0の強力なアルカリ剤を使用しています。パーマをかける際には、アルカリ剤の1剤と酸化剤の2剤、これらの2種類を使用するのが一般的です。2種類の薬剤を使って頭皮の上で化学反応を起こし、髪の形を変えるという仕組みです。

髪には分子が2つ繋がった「シスチン結合」というものがあり、パーマ液の1剤には、このシスチン結合を切り離す役目があります。結合していない状態だと好きなように髪の形を変えられるので、このタイミングで髪を好きな形に整え、そして最後に2剤でシスチン結合を元に戻すというのが施術の流れです。つまりパーマをかけるときには、髪の構造を一度破壊して再生しているということなので、何度も繰り返せば髪や頭皮が痛むのは当然のことです。

さらに、パーマ液やカラーリング液で使用しているアルカリ剤は、髪の表面で細胞を守っている「キューティクル構造」を開かせる効果があります。カラーリングやパーマを行うと1週間程度はキューティクルが開きっぱなしになり、髪の主成分であるタンパク質が徐々に流失していきます。主成分が減っているため、髪が細くなってボリュームがなくなったり、薄毛に繋がってしまったりするのです。キューティクルが開いていると髪にツヤがなくなり、パサパサになってしまうというデメリットもあります。

また、基本的に薬剤は髪だけに塗布するものですが、カラーリングなどで根本まで塗る場合には頭皮に付着してしまう可能性もあります。薬剤が肌に触れると刺激物となり、赤くなったり痒みが出たりなどの炎症が起こりやすくなります。頭皮環境が悪化すると、髪に必要な栄養素を十分届けられなくなり、髪が成長する前に抜けてしまうこともあります。

頻繁にカラーリングやパーマをすることは髪や頭皮にとって負担となるため、女性の薄毛に良くないと言われているのです。

薄毛が気になる女性はパーマもカラーもNG?

頭皮へのダメージを考えると、薄毛に悩む女性が頻繁にカラーリングやパーマを行うのは得策とは言えませんが、だからといって絶対にNGということではありません。ダメージを受けた頭皮は、ある程度の時間が経てば自然に回復します。これは顔などのお肌と同じく、頭皮でも「ターンオーバー」が行われているためです。

私たちの肌は真皮・基底層・角質層という層で構成されていて、新しい細胞は、そのうちの基底層で生成されます。細胞は14~42日程度かけて徐々に上へ押し上げられ、最終的に肌の表面である角質層へと到達します。角質層には肌の奥にある細胞を守る役割があり、紫外線や摩擦といった外的刺激を受けて、約14日で垢となって体外へ排出されます。この肌のサイクルを「ターンオーバー」と呼び、健康的な人であれば28~56日の周期で行われているといわれています。

頭皮でもターンオーバーが行われているので、ダメージを受けたとしても約28~56日(1~2ヶ月)で回復するのが一般的です。そのため、数ヶ月間隔をあけてから施術を行えば、ダメージを抑えながらおしゃれを楽しむことができます。ただし、カラーリングやパーマを繰り返している場合はダメージが大きいため、頭皮環境の回復までに2~3ヶ月かかります。傷んでいる状態のまま再び施術を行うと、ダメージが蓄積されて頭皮の環境が悪化してしまいますので、薄毛に悩んでいる女性は、少し長めに間隔をあけて楽しむようにしましょう。

ちなみに、ターンオーバーは年を取るごとに周期が遅れていくので、年配の人ほど回復までに時間を要します。10~20代の若い人は28日、30~40代は45日が目安の回復時間です。

薄毛が気になる女性におすすめのヘアスタイルは?

「薄毛だからおしゃれはできない」という考えは大きな間違いです。前項でご紹介したように、カラーリングやパーマは頭皮環境を悪化させる可能性があるものの、数ヶ月間隔をあけて行うことでダメージを軽減できます。美容技術が発展している現代社会においては、使用する薬剤や施術方法によって髪や頭皮への負担を軽減することができるため、薄毛が気になる人であってもおしゃれを楽しむことは十分可能です。

頭皮を痛めたくない人は、カラーリングやパーマをしなくても楽しめるヘアスタイルやアレンジに挑戦してみてはいかがでしょうか。ロングヘアーはショートカットより下へ引っ張る力が強く、頭頂部の薄毛が目立ちやすいスタイルですが、頭頂部でお団子を作れば気になる部分を隠すことができます。分け目の薄毛が気になる場合には、かきあげロングが便利です。ロングヘアーは色々なアレンジができるため、カラーリングやパーマなどで頭皮にダメージを与えずに、女性らしいヘアスタイルを楽しむことができます。

ミディアムヘアーは比較的負担が少なく、薄毛の人にもおすすめのヘアスタイルです。毛先だけカールをつけると目線を下へ逸らすことができるため、頭頂部の薄毛をカモフラージュすることができます。トップにレイヤーをつけると、ボリューム感のあるヘアアレンジに仕上がります。

薄毛が目立たないようにショートへアーにしている人もいますが、頻繁に分け目を変えるとさらに効果が高くなります。薄毛部分が見えないようにバンダナやスカーフを巻けば、髪の長さを問わずおしゃれを楽しむことができます。

このように、薄毛に悩む人であっても、バリエーション豊富なヘアスタイルを楽しむことができます。カラーリングやパーマができない、おしゃれを楽しめないということは一切ありませんので、ぜひ色々なヘアスタイル・アレンジを楽しんでください。

カラーリングやパーマから頭皮を守る方法とは

カラーリングやパーマから頭皮を守るためには、信頼できる美容師を見つけて、相談しながらヘアスタイルを決めることが大切です。

例えばカラーリングやパーマを全体的に使って、ヘアアレンジしているモデル写真があったとしましょう。美容室はお客様の要望を叶える場所なので、髪の長ささえ足りていれば、モデル写真の通りにスタイリングしてもらうことも可能です。しかし、頭皮環境や髪の傷みなどを配慮せずに施術を行った場合、頭皮や髪の負担が大きくなるだけでなく、薄毛の症状にも悪い影響を与えてしまいかねません。さらに、頭皮や髪が傷んでしまうと、挑戦できるヘアスタイルが限定されてしまいます。

女性にとって薄毛の悩みは人に言いづらいものですが、信頼して任せられる美容師に出会えたら、思い切って相談してみることをおすすめします。「頭頂部の薄毛を隠せるヘアスタイルはどれですか」「分け目が目立ちにくいヘアスタイルにしたいです」などと美容師に相談して、自分に合ったヘアスタイルを模索することがポイントです。

また自分でできる対策方法として、施術の前後は過剰な洗髪を避けて、頭皮に優しいシャンプーを選ぶようにしましょう。シャンプーによる洗浄は皮脂を取り除く行為なので、施術前に過剰に行うと頭皮が乾燥しやすい状態になります。美容室に着いてからもシャンプーをすることになるので、頭皮のダメージを軽減するためにも、洗髪は当日ではなく前日の夜に済ませておきましょう。また、シャンプーは刺激成分が少ないアミノ酸系で、保湿力が優れた商品を選ぶことが大切です。保湿成分でケアすれば、痛んだ頭皮の悪化を防ぐことができます。

髪や頭皮に直接関わる部分だけではなく、生活習慣を改善することも髪や頭皮の健康を守るための対策です。肌と同じように、髪や頭皮も食事・睡眠・ストレスなどの影響を受けて、健康状態が左右されます。規則正しい生活を送れば、それだけ良好な頭皮環境を維持することができます。「良質な睡眠をとる」「ストレスを溜めないように心掛ける」などの他に、髪の主成分となっているタンパク質を、食事で積極的に摂取することも意識しましょう。

薄毛が気になる女性におすすめのカラーリング方法

一般的なヘアカラーで使用されているのは「酸化染毛剤」というもので、染めてから約2ヶ月は髪色をキープできるという特徴があります。髪の色を構成しているメラニン色素を分解して、髪の内部から染め上げるため効果が持続しますが、一方で頭皮へ与えるダメージも大きくなります。メラニン色素を分解・脱色・染料と結びつけるという複雑なメカニズムになっているので、濃度が非常に高く、髪や頭皮に負担がかかってしまうのです。

そこで最近人気が高まっているのが、効果が2~3週間持続する「ヘアマニキュア」です。ヘアマニキュアはメラニン色素を分解せず、髪の表面を染料でコーティングしてカラーリングするものです。内部まで成分が浸透しないので、持続性はヘアカラーより劣りますが、ヘアカラーより圧倒的にダメージが少ないというのがメリットです。

ヘアマスカラ(一時着色剤)もヘアマニキュアと同じような仕組みですが、シャンプーすれば簡単に落とすことができます。髪や頭皮へほとんどダメージを与えないので、一時的にカラーを楽しみたいという人に最適です。

さらに近年では、ヘアマニキュアやヘアマスカラ以上に安全性が高いカラーリング方法として、自然派素材染料の「ヘナ」が広まっています。これは、ヘナという植物の葉を乾燥させて粉末状にし、水を加えて染料にしたものです。自然由来の成分でできているため、化学薬品を使っている他のカラーリングより頭皮のトラブルが起きにくく、薄毛に悩む女性にもおすすめの施術方法です。最近では利用者の負担を軽減するためにヘナによるカラーリングを取り入れている美容室が多く、気軽に利用できる環境が整っています。

薄毛に悩む女性にとって、髪や頭皮にダメージを与えるカラーリングは少し勇気のいるものですが、このように安全性の高い方法も登場しているので、気になる方はぜひ美容室で相談してみてください。

薄毛が気になる女性におすすめのパーマ方法

パーマもカラーリングと同じように、薄毛が気になる女性でもチャレンジしやすい安全性の高い方法があります。それぞれのメリットや注意点を理解しておけば、頭皮を守りながらおしゃれを存分に楽しむことができます。

まず、パーマ液を刺激の弱いものに変えることが大切です。パーマをかける美容室を選ぶ時は、美容師の技術だけではなく、取り扱っている薬剤までチェックすることがポイントです。一般的に、チオグリコール酸系の薬剤はパーマ液としての効果が高いといわれていますが、その分刺激が強いというデメリットもあります。チオグリコール酸と並んでメジャーな薬剤である「システイン」や、柔らかい仕上がりになる「サルファイト」は比較的ダメージが少ない薬剤なので、薄毛に悩む女性にもおすすめです。

ひとくちにパーマといっても色々な種類があり、ダメージが少ない施術を選択するというのも大切です。例えば「クリープパーマ」では、薬剤の反応を上手くコントロールしてパーマをかけるため、負担を最小限に抑えられます。効果も持続しやすいので、薄毛に悩む女性にも向いている方法です。

また、空気と水の力でパーマをかける「エアウェーブ」という方法では、何度行ってもパーマがかかりにくくなることがありません。薬剤は自分の体質に合わせて選べるため、ダメージを抑えることも可能です。

一方、ロッドに熱を直接流す「デジタルパーマ」という方法では、薬剤によっては大きな負担となることもあるので、薄毛に悩んでいる人は注意しましょう。

単純にパーマの回数を減らせば、それだけで髪や頭皮に与えるダメージを大幅に軽減することができます。ケラチンやヒアルロン酸を使って前処理を行ってからパーマをかけると負担を抑えることができるため、美容師に前処理を依頼するのも得策です。美容室を予約する際には、髪や頭皮へのダメージが気になるということをあらかじめ伝えておきましょう。

カラーリングやパーマが与える頭皮への影響まとめ

薄毛に悩んでいる女性は、これ以上頭皮の環境を悪化させないように、できるだけカラーリングやパーマを控えた方が良いというのは事実です。しかし絶対にNGというわけではなく、タイミングや施術方法などを上手に見極めれば、存分におしゃれを楽しむことができます。

施術で痛んだ頭皮は回復までに2~3ヶ月程度かかるため、カラーリングやパーマを行う際にはしっかり間隔をあけることが大切です。最近は薄毛が気になる人でも安全におしゃれを楽しめる、髪や頭皮に優しいカラーリングやパーマの方法が提案されています。美容室によって実施している施術内容が異なるため、予約の際などに事前に確認するようにしましょう。

また、頭皮の健康を維持して薄毛対策をするためには、生活習慣の見直しも有効です。良質な睡眠をとること、大豆食品・肉類・魚介類・卵類といった食品から積極的にタンパク質を摂取することなどを意識で、頭皮をケアすることも大切です。

カラーリングやパーマ行わなくても、ヘアスタイルやヘアアレンジ方法によっておしゃれを楽しめますので、美容師とも相談しながら自分に似合う髪型を見つけましょう。

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